築年数が経つと、外壁に劣化が見られるようになります。
特に、外壁シーリングは、雨風や紫外線にさらされ続け、年月とともに劣化が進んでいきます。
「外壁シーリングの耐用年数ってどれくらいなんだろう。」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、外壁シーリングの耐用年数や劣化サイン、そして適切なメンテナンス方法についてご紹介します。
□外壁シーリングの耐用年数と劣化サイン
外壁シーリングは、建物の外壁と外壁材の隙間を埋める重要な役割を担っています。
雨水や風から家を守る防水層の役割を果たすだけでなく、外壁材のひび割れや剥がれを防ぎ、建物の美観も保ちます。
しかし、外壁シーリングは、ゴムのような弾力性を持つ一方で、経年劣化によって硬化し、その機能が低下していきます。
*外壁シーリングの耐用年数
外壁シーリングの耐用年数は、一般的に5年~20年程度と言われています。
しかし、シーリング材の種類や施工方法、建物の立地条件、日当たり、気温差などによって大きく変わります。
*劣化サインについて
外壁シーリングの劣化サインを見逃さずに、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが重要です。
以下に、外壁シーリングの主な劣化サインをまとめました。
1: 硬化、肉痩せ
シーリングが硬くなり、表面にひび割れや隙間が生じている。
2: ひび割れ、破断
シーリングにひび割れや亀裂が入っている。
3: 剥離
シーリングが外壁から剥がれ落ちている。
これらのサインが見られた場合は早急に専門業者に相談し、適切なメンテナンスを行うようにしましょう。
□外壁シーリングのメンテナンス方法
外壁シーリングのメンテナンスには、「打ち増し工事」と「打ち替え工事」の2つの方法があります。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、建物の状況や予算に合わせて適切な方法を選択することが大切です。
1: 打ち増し工事
打ち増し工事は、既存のシーリング材の上に新しいシーリング材を重ねて充填する方法です。
既存のシーリング材を撤去する手間が省けるため、打ち替え工事よりも費用を抑えられます。
しかし、既存のシーリング材と新しいシーリング材の接着が弱く、剥がれやすくなる可能性があります。
2: 打ち替え工事
打ち替え工事は、既存のシーリング材を完全に撤去し、新しいシーリング材を充填する方法です。
打ち増し工事よりも費用がかかりますが、剥がれにくく、耐久性も高いシーリングを実現できます。
□まとめ
外壁シーリングは、建物の耐久性や美観を維持するために重要な役割を担っています。
劣化サインを見逃さずに、適切なタイミングでメンテナンスを行うことで、建物の寿命を延ばし、安心して住み続けられます。
そして、外壁シーリングのメンテナンス方法には、「打ち増し工事」と「打ち替え工事」の2つの方法があります。
各工法を理解してご自身に合ったメンテナンス方法を選択しましょう。
外壁についてお悩みの方は、お気軽に当社までご相談ください。