スレート屋根の塗装を考えているあなたは、縁切りという言葉をご存知ですか。
縁切りは、スレート屋根の塗装において必須となる作業です。
しかし、縁切りについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、スレート屋根の塗装においてなぜ縁切りが必要なのか、その理由や方法について解説します。
屋根の縁切りとは?
スレート屋根の塗装では、塗料が屋根材の隙間を完全に塞いでしまうのを防ぐために、縁切りという作業が必要になります。
縁切りとは、タスペーサーと呼ばれる道具を屋根材の隙間に挟む作業のことです。
以下では縁切りの重要性について解説します。
1:水の通り道を作るため
屋根材の隙間を塞いでしまうと、雨が降った際に水が屋根の中に溜まってしまい、木材の腐食や雨漏りの原因となります。
縁切りを行うことで、水の通り道を作れるため、屋根材の腐食や雨漏りを防ぎ、屋根の寿命を長く保てます。
屋根工事において縁切りの作業は不可欠なのです、
2:空気の通り道を作るため
屋根材の隙間を塞いでしまうと、屋根の中に湿気がこもってしまい、結露が発生する可能性があります。
結露は、屋根材の腐食やカビの発生の原因となります。
縁切りを行うことで、空気の通り道を作れるため、屋根材の腐食やカビの発生を防ぎ、快適な住環境を保てます。
縁切りの方法
縁切りには、主に2つの方法があります。
以下ではその2つの方法について解説します。
1:カッターを使用する方法
カッターを使用する方法は、職人が専用の道具で塗膜を切り取る方法です。
この方法は、塗膜を丁寧に切り取れるため、仕上がりが綺麗です。
しかし、職人の手作業で行うため、時間がかかるというデメリットがあります。
また、カッターで屋根材を傷つけてしまうリスクもあります。
2:タスペーサーを使用する方法
タスペーサーを使用する方法は、タスペーサーと呼ばれる専用の道具を屋根材の隙間に挟む方法です。
この方法は、簡単に隙間を作れるため、短時間で作業を終えられます。
また、屋根材を傷つけることなく作業を行えるため、安心安全です。
まとめ
縁切りは、スレート屋根の塗装において非常に重要な作業です。
縁切りを行うことで、水の通り道と空気の通り道を作れます。
その結果、屋根材の腐食や雨漏り、結露を防ぎ、屋根の寿命を長く保てます。
縁切りの方法には、カッターを使用する方法とタスペーサーを使用する方法の2つがあります。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、ご自宅の屋根の状態や予算に合わせて適切な方法を選択することが大切です。