老朽化した家の外壁、気になることはありませんか。
雨漏りやひび割れなど、放置すると深刻な事態を招く可能性も。
美しい街並みを保ち、快適な住まいを守るためにも、外壁塗装は重要なメンテナンスです。
苫小牧市で外壁塗装を検討されている方にとって、嬉しい朗報があります。
実は、リフォーム費用を助ける制度があるかもしれません。
今回は、苫小牧市で外壁塗装を行う際に活用できる助成金や補助金制度について、具体的な情報を提供します。
外壁塗装のメリット
家の寿命を延ばす効果
外壁塗装は、建物の寿命を延ばす効果があります。
外壁は、雨風や紫外線から家を守る重要な役割を果たしています。
適切な塗装を行うことで、これらの影響から家を守り、建物の劣化を抑制します。
家の価値向上効果
綺麗に塗装された家は、見た目が美しくなるだけでなく、家の価値を高める効果も期待できます。
リフォームは売却価格に大きく影響するため、将来的な資産価値を維持・向上させるためにも有効な手段と言えるでしょう。
美観向上と快適性向上
外壁塗装は、建物の美観を向上させ、住む人の快適性を高めます。
新しい色に塗り替えることで、家の印象は大きく変わります。
また、断熱性や防水性を高める塗料を使用することで、省エネルギー効果や快適な住環境を実現することも可能です。

苫小牧の外壁塗装助成金
対象となる工事内容
苫小牧市では、外壁塗装を直接対象とした助成金制度は現状ありません。
しかし、住宅リフォーム全般を対象とした利子補給金制度を活用することで、外壁塗装費用の一部を軽減できる可能性があります。
「苫小牧住宅耐震・リフォーム支援事業」がその代表的な制度です。
この事業では、耐震改修、省エネルギー化、バリアフリー化など、幅広いリフォーム工事が対象となります。
外壁塗装も、これらの工事と併せて行う場合、融資の対象となる可能性があります。
具体的には、屋根・外壁の修繕・模様替え工事が融資対象工事として挙げられています。
申請に必要な書類
申請に必要な書類は、金融機関と苫小牧市によって異なります。
一般的には、以下の書類が必要となります。
・苫小牧市住宅耐震・リフォーム支援事業申込書
・申請者の住民票又は免許証(表裏)の写し
・工事見積書(内訳が必要な場合があります)
・令和〇年度の市・道民税の納税証明書又は領収書
・令和〇年度の固定資産税の納税証明書又は領収書
・耐震診断書(耐震改修工事を行う場合)
・工事計画審査申請書(必要に応じて)
・配置図、平面図、立面図等(必要に応じて)
・施工業者の登記簿謄本の写し(個人事業者の場合は住民票等)(必要に応じて)
・改修前及び改修後の耐震診断書(耐震改修工事を行う場合)(必要に応じて)
・工事完了届出書(工事完了後)
・着工前と完了後の写真(写真による完了検査を希望する場合)
具体的な提出書類や必要枚数などは、申請する金融機関や時期によって異なるため、必ず事前に確認が必要です。
申請手続きの流れ
申請手続きは、大きく分けて以下のステップで行われます。
1: 申請書提出:必要書類を揃えて、苫小牧市役所建築指導課へ申請書を提出します。
2: 融資の申し込み:市役所での申請後、取扱金融機関で融資の申し込みを行います。
3: 工事計画審査:市役所で工事計画の審査が行われます。
4: 工事着手:審査が完了し、許可が下りたら工事を開始します。
5: 工事完了届出:工事が完了したら、完了届を市役所へ提出します。
6: 融資実行:審査が完了すると、融資が実行されます。
7: 償還開始:融資実行後、償還が始まります。
各ステップの詳細な手順や必要な期間は、担当部署へ確認することをお勧めします。
注意点とよくある質問
・申請資格
苫小牧市民で、自ら所有し居住する住宅の改修を行う方が対象です。
市税を滞納している方は申請できません。
・融資限度額
500万円が基本ですが、耐震改修工事などを含む場合は650万円まで融資を受けられる場合があります。
・利率
金融機関との契約利率となり、市はその内1.5%を上限に補助します。
・償還期間
10年以内です。
・工事着手前の確認
申請前に工事着手をすると、補助金が交付されない場合があります。
・その他費用
抵当権の設定費用、保証料などは自己負担となります。
申請前に、苫小牧市役所建築指導課に直接問い合わせて、最新の情報や不明点を解消することを強く推奨します。

外壁塗装リフォームの助成金活用
苫小牧市の住宅リフォーム支援事業
前述の通り、「苫小牧住宅耐震・リフォーム支援事業」は、外壁塗装を含む住宅リフォームの資金調達を支援する制度です。
低金利での融資を受けられるため、リフォーム費用を抑えることができます。
ただし、この事業は直接的に外壁塗装費用を助成するものではなく、融資に対する利子の一部を市が補助する制度である点に注意が必要です。
その他助成金制度の確認方法
苫小牧市では、他にも住宅リフォームに関する補助金制度が存在する可能性があります。
最新の情報を確実に得るためには、苫小牧市役所のホームページや、建築指導課への直接問い合わせが最も確実です。
市報や広報誌などもチェックしてみましょう。
助成金と火災保険の併用
外壁の損傷が自然災害によるものであれば、火災保険を適用できる可能性があります。
助成金と火災保険を併用することで、リフォーム費用をさらに軽減できる場合があります。
ただし、保険適用条件を満たしているか、事前に保険会社に確認が必要です。
例えば、損傷が災害によるものか、被災から3年以内か、免責金額を超えているかなどを確認する必要があります。
まとめ
今回は、苫小牧市における外壁塗装と住宅リフォーム助成金の活用方法について解説しました。
現状、外壁塗装に特化した助成金はありませんが、「苫小牧住宅耐震・リフォーム支援事業」などの利子補給金制度を活用することで、費用負担を軽減できる可能性があります。
その他、火災保険の活用や、市役所のホームページ・建築指導課への直接問い合わせによる最新情報の確認も重要です。
外壁塗装は、家の寿命を延ばし、価値を高め、快適な住環境を実現するための有効な手段です。
この記事が、皆様のより良い住まいづくりに役立つことを願っています。