セメント瓦の塗装時期と費用相場!劣化を防ぐ適切なメンテナンスをご紹介

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セメント瓦の塗装時期と費用相場!劣化を防ぐ適切なメンテナンスをご紹介

セメント瓦屋根、いつまでも美しく保ちたいですよね。
でも、メンテナンスや塗装が必要なのか、費用はどれくらいかかるかと、疑問が尽きない方も多いのではないでしょうか。
今回は、セメント瓦屋根の塗装について、必要性やタイミング、費用、注意点などを分かりやすくご紹介します。
屋根の塗り替えを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

セメント瓦塗装の必要性とタイミング

セメント瓦とは何か

セメント瓦は、セメントと砂を主な原料として作られた屋根材です。
粘土瓦と似た見た目ですが、素材が異なるため、メンテナンス方法も異なります。
和形、洋形、S形など様々な種類があり、形状やデザインも豊富です。
表面は塗装でコーティングされており、これが防水性を保つ役割を果たしています。

セメント瓦塗装が必要な理由

セメント瓦は、セメントと砂だけでは雨水を吸い込んでしまうため、表面に塗装を施して防水性を確保しています。
しかし、この塗装は永遠に続くわけではありません。
時間の経過とともに紫外線や風雨による劣化が進み、ひび割れや色あせ、カビ・コケの発生などが起こります。
塗装が剥がれると、雨水がセメント瓦内部に浸入し、セメント成分のカルシウムが溶け出して強度が低下してしまうことも。
最悪の場合、瓦が割れたり、雨漏りを引き起こしたりする可能性もあります。

塗装が必要なタイミングの見極め方

セメント瓦の塗装は、築後10年を目安に検討するのが一般的です。
ただし、これはあくまで目安であり、実際の塗装時期は建物の環境やセメント瓦の状態によって異なります。
例えば、日当たりが良い場所や沿岸地域など、紫外線や塩害の影響を受けやすい場所では、塗装の劣化が早く進む可能性があります。

色あせ、ひび割れ、カビ・コケの発生などは、塗装の劣化を示すサインです。
これらの症状が見られた場合は、早めの塗装を検討しましょう。
また、築年数が浅くても、これらの症状が見られる場合は、塗装が必要となる可能性があります。

放置するとどうなるか

セメント瓦の塗装を放置すると、防水性が低下し、雨水が浸入するようになります。
これにより、セメント瓦の劣化が加速し、強度が低下して割れやすくなります。
また、雨漏りの原因にもなり、建物の寿命を縮める可能性もあります。
さらに、カビやコケの発生も促進され、美観を損なうだけでなく、健康被害を招く可能性もあります。

セメント瓦塗装の手順と注意点

セメント瓦とモニエル瓦の違い

セメント瓦とモニエル瓦はどちらもセメントを主成分とする屋根材ですが、表面の構造に違いがあります。
モニエル瓦は、セメント瓦よりも厚い着色層(スラリー層)が施されているのが特徴です。
このスラリー層は、塗装の耐久性を高める役割を果たしますが、塗装を行う際には、このスラリー層の扱い方が重要になります。
スラリー層の除去や強化など、適切な処理が必要です。

セメント瓦塗装の具体的な手順

セメント瓦塗装の基本的な手順は、高圧洗浄、下塗り、中塗り、上塗りの工程からなります。
まず、高圧洗浄で汚れや苔などを完全に除去します。
その後、セメント瓦の状態に合わせて下塗り材を選び、下塗りを行います。
下塗りが乾燥したら、中塗り、上塗りを行い、仕上げていきます。

塗装費用と相場

セメント瓦塗装の費用は、屋根の面積、セメント瓦の状態、使用する塗料の種類などによって大きく異なります。
一般的な2階建て住宅の場合、40万円~70万円程度が相場ですが、状況によってはこれより高くなることもあります。
正確な費用を知るためには、塗装会社に現地調査を依頼し、見積もりを取ることが重要です。

会社選びのポイント

セメント瓦塗装は、専門的な知識と技術が必要な作業です。
そのため、信頼できる会社を選ぶことが非常に重要です。
会社選びの際には、実績、経験、資格、保証内容などをしっかり確認しましょう。

セメント瓦塗装に関するよくある質問

・セメント瓦はどのくらいの頻度で塗装する必要がありますか
一般的には10~15年が目安ですが、建物の環境やセメント瓦の状態によって異なります。

・セメント瓦の塗装はDIYでできますか
高所作業が必要なため、危険を伴います。
専門会社に依頼することを強くお勧めします。

・セメント瓦の塗装費用を抑える方法はありますか
使用する塗料の種類、時期、会社選びなどで費用を抑えることができます。

セメント瓦塗装と葺き替えの比較

セメント瓦塗装のメリットデメリット

メリット:費用が葺き替えよりも安く済む、屋根材を交換する必要がないため工期が短い、既存の屋根材を長く使用できる。

デメリット:塗装の効果は限定的、下地処理によっては追加費用が必要となる場合がある、葺き替えと比較して耐久性が低い。

葺き替え工事が必要なケース

セメント瓦の劣化が著しく、塗装だけでは修復できない場合、葺き替え工事が検討されます。
例えば、セメント瓦にひび割れや欠けが多く見られる場合、雨漏りが発生している場合、防水シートの劣化が著しい場合などです。
また、築年数が長く、セメント瓦の寿命が近づいている場合も葺き替えを検討する必要があります。

葺き替え工事の費用と手順

葺き替え工事の費用は、屋根の面積、使用する屋根材の種類、工事内容などによって異なります。
セメント瓦の葺き替え工事は、既存のセメント瓦の撤去、下地処理、新しい屋根材の施工という手順で行われます。
費用は塗装よりも高額になりますが、より長期間にわたる安心と耐久性を期待できます。

まとめ

セメント瓦の塗装は、建物の寿命を延ばし、美観を保つ上で重要なメンテナンスです。
築後10年を目安に、色あせやひび割れなどの劣化症状がないか定期的に点検を行い、必要に応じて塗装を行うことが大切です。
塗装時期の判断や施工は、専門知識と技術を持つ会社に依頼することが安全で確実です。
また、劣化が著しい場合は、葺き替えも検討しましょう。
適切なメンテナンスで、セメント瓦屋根を長く美しく保ちましょう。

当社の強みは、完全自社施工による高品質・高保証のサービス提供です。
特に、見積もりから仕上げ、アフターメンテナンスまで自社で一貫して対応しているため、お客様には安心してお任せいただいています。
また、お客様の要望や建物の状態に迅速かつ柔軟に対応できるため、期待以上の仕上がりを実現します。

外壁や屋根塗装でお困りの方はぜひお気軽にご相談ください。

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