外壁防水塗装失敗しない選び方費用と注意点

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外壁防水塗装失敗しない選び方費用と注意点

外壁の老朽化は、住まいの資産価値を大きく左右します。
雨漏りやひび割れは、建物の寿命を縮め、深刻な被害につながる可能性も。
適切な時期に適切な塗装を行うことは、快適な住まいを守る上で非常に重要です。
しかし、防水塗装の種類や選び方は多岐にわたり、戸惑う方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、外壁防水塗装で失敗しないための選び方と注意点を解説します。

外壁防水塗装の選び方

塗料の種類と特徴

外壁塗装に使用される塗料は、大きく分けてアクリル、シリコン、フッ素などがあります。
それぞれの塗料には特徴があり、耐久性や価格、機能性が異なります。
中でも、防水性能が高いとされるのは弾性塗料です。
弾性塗料は、ゴムのような伸縮性を持つため、外壁の微細なひび割れに追随し、雨水の浸入を防ぎます。
その伸縮率は、一般塗料の2~6倍にも及びます。
代表的な弾性塗料には、シリコン樹脂系、アクリル樹脂系などがあり、それぞれ耐用年数や機能性に違いがあります。
シリコン樹脂系は比較的安価で、10~12年の耐久性を持つものが多いです。
アクリル樹脂系は、シリコン樹脂系よりも耐久性が劣る場合もありますが、環境への負荷が少なく、経済的な選択肢となるケースもあります。

外壁の種類と適合性

外壁の種類によって、最適な塗料や施工方法が異なります。
モルタル外壁は、ひび割れが発生しやすいことから、弾性塗料が適しています。
一方、窯業系サイディングは、モルタルよりも蓄熱性が高いため、弾性塗料を使用する場合は、下地処理を適切に行う必要があります。
すでに水分を含んでいる場合や、反りや膨れがある場合は、弾性塗料の使用は避けた方が良いでしょう。
窯業系サイディングに弾性塗料を使用する際は、既存塗膜に膨れや剥がれがないか、サイディング自体に反りや水分吸収の痕跡がないかを確認することが重要です。
問題が見られる場合は、浸透型のエポキシ系シーラーを塗布し、淡彩色の弾性塗料を使用することで、防水機能の向上を図ることもできます。

塗装時期の判断基準

外壁塗装の適切な時期は、築10年程度が目安とされています。
しかし、これはあくまで目安であり、実際には建物の劣化状況によって異なります。
外壁にチョーキング現象(白い粉が付着する)、0.3mm以上のひび割れ、シーリングの劣化、塗装の剥がれ、色あせ、膨れ、
カビや藻の発生などが確認できる場合は、塗装時期を検討する必要があります。
これらの症状は、防水機能の低下を示唆しており、放置すると雨漏りなどの深刻な被害につながる可能性があります。
定期的な点検と、専門家による診断を受けることが重要です。

外壁防水塗装の費用と注意点

塗装費用と内訳

外壁塗装の費用は、使用する塗料の種類、外壁面積、施工方法などによって大きく異なります。
一般的に、弾性塗料は一般的な塗料よりも高価です。
費用は、塗料代、足場代、人件費、その他諸経費などで構成されます。
150平方メートルの住宅を想定した場合、シリコン塗料を使用した一般的な塗装で100万円程度ですが、弾性塗料を使用すると、塗料代だけで10~30万円程度高くなる場合もあります。
単層弾性仕上げと複層弾性仕上げでは、工程数が増えるため、費用に大きな差が出ます。
複層弾性仕上げは、単層弾性仕上げの2~3倍の費用がかかることもあります。

会社選びのポイント

外壁塗装は、専門的な知識と技術が必要な工事です。
信頼できる会社を選ぶことは、工事の成功に不可欠です。
会社に見積もりを依頼し、それぞれの提案内容や価格、保証内容などを比較検討しましょう。
価格だけで会社を決めるのではなく、会社の実績や評判、対応の良さなども考慮することが重要です。
無料診断を行っている会社も多いので、活用することをお勧めします。
診断の結果を比較検討し、疑問点は丁寧に解消してくれる会社を選ぶことが大切です。

契約前に確認すべき事項

契約前に、工事内容、費用、工期、保証内容などを明確に確認しましょう。
契約書には、詳細な内容が記載されている必要があります。
不明な点があれば、会社に質問し、納得できるまで説明を受けることが重要です。
また、工事中のトラブルを避けるためにも、施工手順や使用する材料についても確認しておきましょう。

防水塗装の効果と寿命

防水機能のメカニズム

弾性塗料は、その高い伸縮性によって、外壁のひび割れをカバーし、雨水の浸入を防ぎます。
塗膜が柔軟に伸び縮みすることで、外壁の動きに追従し、塗膜自体のひび割れを抑制します。
これにより、建物の内部への雨水の侵入を防ぎ、建物の寿命を延ばす効果が期待できます。

塗装後のメンテナンス

塗装後も、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
外壁の状
態を定期的にチェックし、ひび割れや剥がれなどが発生したら、早期に補修を行うことが重要です。
また、汚れが蓄積すると塗膜の劣化を促進するため、定期的な清掃も必要です。

外壁の寿命と塗装頻度

外壁の寿命は、使用する材料やメンテナンス状況によって異なります。
一般的に、10~15年程度が目安とされています。
しかし、環境条件や建物の状態によっては、それよりも早く劣化する場合もあります。
定期的な点検と、専門家による診断に基づいて、適切な塗装頻度を決定することが重要です。

まとめ

今回は、外壁防水塗装の選び方と注意点について解説しました。
弾性塗料は高い防水性能を持つ一方、費用や施工方法に注意が必要です。
外壁の種類や劣化状況、予算などを考慮し、最適な塗料を選び、信頼できる会社に依頼することが重要です。
定期的な点検とメンテナンスを行うことで、建物の寿命を延ばし、快適な生活を守ることができます。
適切な時期に適切な塗装を行うことは、住まいの資産価値を守ることにもつながります。
専門家の意見を参考に、賢く外壁塗装を行いましょう。

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