屋根のヒビ割れ補修方法と費用相場とは?塗装する手順もわかりやすく解説

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屋根のヒビ割れ補修方法と費用相場とは?塗装する手順もわかりやすく解説

屋根の塗装において、気になるのはやはりヒビ割れでしょう。
放置しておくと雨漏りの原因にもなりかねず、早めの対処が求められます。
この記事では、屋根のヒビ割れの程度に応じた適切な補修材、補修手順、そして会社に依頼する場合の費用相場について、具体的な方法を説明します。

屋根のヒビ割れの種類と適切な補修材とは?

軽微なヒビ割れにはシーリング材が最適

軽微なヒビ割れ、例えば髪の毛ほどの細さのクラックであれば、市販のシーリング材で十分対応できます。
シリコン系やウレタン系のシーリング材は、伸縮性に優れ、小さなヒビ割れの埋め込みに適しています。
塗布する際には、ヒビ割れ部分だけでなく、周辺部分にも少し余裕を持って塗布し、しっかりと密着させることが重要です。
乾燥後は、余分な部分をカッターなどで綺麗に切り取れば、目立たなく補修できます。
ただし、シーリング材は耐久性に劣るため、定期的な点検と塗り替えが必要となる点には注意が必要です。

中程度のヒビ割れには弾性塗料が効果的

数ミリ程度の幅があり、表面に亀裂が走っている程度のヒビ割れには、弾性塗料の使用が有効です。
弾性塗料は、ゴム成分を含み、伸縮性に優れているため、ひび割れ部分の動きに追従し、再発を防ぐ効果が期待できます。
下地処理を丁寧に行い、塗料を複数回に渡って塗布することで、より高い耐久性と防水性を確保できます。
特に、ひび割れの広がりが見られる場合は、弾性塗料を選択することで、ひび割れの進行を抑制し、屋根の寿命を延ばすことに繋がります。

大きなヒビ割れにはコーキング材と補強メッシュが必要

数センチ以上の大きなヒビ割れや、ひび割れが深く進行している場合は、シーリング材や弾性塗料だけでは不十分です。
このようなケースでは、まず、コーキング材でヒビ割れをしっかりと埋め、その上から補強メッシュを貼り付ける必要があります。
補強メッシュは、ヒビ割れの広がりを防ぎ、コーキング材の剥がれを防ぐ役割を果たします。
その後、弾性のある塗料で仕上げ塗装を行うことで、防水性を高め、耐久性を向上させることができます。
この作業は、高度な技術が必要となるため、専門会社に依頼することをお勧めします。

屋根のヒビ割れを補修する手順は?

高圧洗浄機で汚れや古い塗膜を落とす

まずは、高圧洗浄機を用いて、屋根の汚れや古い塗膜を丁寧に落とす必要があります。
高圧洗浄機を使用する際には、安全に配慮し、周囲への飛散を防ぐために、養生をしっかりと行いましょう。
また、洗浄の際には、屋根材を傷つけないように、適切な圧力と距離を保つことが重要です。
洗浄後は、十分に乾燥させる必要があります。

プライマーを塗布して下地を整える

高圧洗浄後、乾燥した屋根にプライマーを塗布します。
プライマーは、下地と補修材の密着性を高める役割を果たします。
プライマーの種類は、使用する補修材に合わせて選択する必要があります。
ローラーや刷毛を用いて、薄く均一に塗布し、乾燥させてから次の作業に進みます。
このプライマー処理が、補修材の耐久性と仕上がりの美しさに大きく影響します。

適切な補修材を充填しヘラで平らにする

プライマーが乾燥したら、適切な補修材をヒビ割れ部分に充填します。
充填する際には、ヘラを用いて、表面を平らに仕上げることが重要です。
補修材がはみ出している場合は、乾燥後に綺麗に除去しましょう。
この作業は、丁寧に行うことで、仕上がりの美しさに繋がります。

塗装で仕上げ防水性を高める

最後に、補修材の上から、防水性のある塗料を塗布します。
塗料は、屋根材の種類や地域気候に合わせて選びましょう。
複数回に渡って塗布することで、より高い防水性と耐久性を確保できます。
塗装作業は、天候の良い日を選び、丁寧に作業を行うことが重要です。

屋根のヒビ割れ補修を会社に依頼する場合の費用相場

ヒビ割れの程度や屋根材の種類で費用が変動

屋根のヒビ割れ補修の費用は、ヒビ割れの程度、屋根材の種類、施工面積などによって大きく変動します。
軽微なヒビ割れであれば、比較的安価で済むケースが多いですが、大きなヒビ割れや、広範囲にわたる補修が必要な場合は、費用が高額になる可能性があります。
屋根材の種類によっても、使用する材料や工法が異なるため、費用に違いが生じます。

塗装と合わせて補修を依頼すると割安になる場合も

屋根の塗装と同時にヒビ割れ補修を依頼する場合、まとめて作業を行うことで、足場代などの費用を削減できるため、割安になる場合があります。
また、一度に作業を行うことで、作業期間も短縮できます。
塗装会社に依頼する際には、ヒビ割れ補修を含めた見積もりを依頼し、費用や作業内容についてしっかりと確認することが重要です。

まとめ

この記事では、屋根のヒビ割れ補修について、ヒビ割れの程度に応じた適切な補修材、補修手順、会社への依頼を検討する際の費用相場について解説しました。
軽微なヒビ割れであればDIYでも対応可能ですが、大きなヒビ割れや広範囲の補修が必要な場合は、専門会社への依頼が安心です。
ご自身の状況に合わせて、適切な方法を選択し、屋根の寿命を長く保ちましょう。

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