ベランダ床防水塗装の選び方・施工方法・費用は?

  • お役立ちコラム
ベランダ床防水塗装の選び方・施工方法・費用は?

ベランダの防水、劣化が気になりませんか。
雨漏りや床の剥がれなど、放置すると深刻な事態を招く可能性も。
今回は、ベランダ床防水塗装の選び方から施工方法、費用までを分かりやすく解説します。
戸建て住宅のオーナー様にとって役立つ情報を網羅的にご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
ベランダの防水対策にお悩みの方は、この記事が解決の糸口となるはずです。

ベランダ床防水塗装が必要な理由と劣化症状

ベランダ防水の仕組みと重要性

ベランダの床は、コンクリートなどの下地の上に防水層が作られ、その上にトップコートと呼ばれる保護塗料が塗られています。
この防水層が雨水の浸入を防ぎ、建物の内部を守る重要な役割を担っています。
防水層が劣化すると、雨水が浸入し、建物の腐食やカビの発生、さらには雨漏りへと繋がる可能性があります。
早めの点検と適切な対策が、建物の寿命を長く保つために不可欠です。

早めのリフォームが必要な劣化症状・チェックポイント

ベランダの防水層は、紫外線や風雨、温度変化などによって徐々に劣化していきます。
以下の様な症状が見られたら、防水塗装のリフォームを検討する時期かもしれません。

1: ひび割れや剥がれ:トップコートや防水層にひび割れや剥がれが生じている場合。
小さなひび割れでも、そこから雨水が浸入する可能性があります。

2: 色あせ:トップコートの色が褪せている場合。
これは紫外線による劣化のサインです。

3: 水たまり:ベランダに水が溜まりやすい場合。
排水口の詰まりや、防水層の劣化が原因の可能性があります。

4: カビやコケの発生:カビやコケが生えている場合。
これは湿気がこもっている証拠で、防水層の劣化を示唆しています。

5: 植物の根の侵入:植物の根が防水層を突き破って生えている場合。
根の成長によって防水層が破壊される可能性があります。

6: 雨漏り:室内に雨漏りが発生している場合。
これは防水層が完全に機能不全に陥っている状態です。

放置するとどうなるか?深刻な被害とリスク

ベランダの防水層の劣化を放置すると、様々な深刻な被害とリスクが生じます。

1: 雨漏りによる建物内部の腐食:雨水が建物内部に浸入し、木材や鉄筋を腐食させます。
これは建物の構造的な弱体化に繋がり、最悪の場合、倒壊の危険性も生じます。

2: カビやダニの繁殖:湿気がこもりやすい状態となり、カビやダニが繁殖しやすくなります。
これは健康被害にも繋がります。

3: 修繕費用の増加:早期に修繕すれば比較的安価で済むものが、放置すると大規模な修繕が必要となり、費用が大幅に増加します。

4: 近隣への被害:雨漏りが隣家へ被害を及ぼす可能性もあります。

ベランダ床の防水塗装の種類と選び方・施工方法

FRP防水の特徴・メリット・デメリット

FRP防水は、繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)を用いた防水工法です。
軽量で強度があり、耐水性・耐久性に優れているため、ベランダの防水に多く採用されています。

メリット:
1: 軽量で建物への負担が少ない。
2: 強度があり、歩行による摩耗にも強い。
3: 工期が短い(1~2日)。

デメリット:
1: 紫外線に弱い。
定期的なトップコートの塗り替えが必要。
2: 伸縮性が低いため、ひび割れしやすい。
木造住宅には不向きな場合もある。
3: 施工費用が高い。

ウレタン防水の特徴・メリット・デメリット

ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を塗布して防水層を形成する工法です。
弾力性があり、建物の伸縮に追従できるため、ひび割れにくいのが特徴です。

メリット:
1: 弾力性があり、ひび割れにくい。
2: 複雑な形状にも対応できる。
3: 施工費用が比較的安い。

デメリット:
1: 紫外線に弱い。
定期的なトップコートの塗り替えが必要。
2: 摩耗に弱い。
3: 工期が長い(3~7日)。

シート防水の特徴・メリット・デメリット

シート防水は、合成ゴムや塩化ビニールなどの防水シートを貼り付ける工法です。
比較的安価で施工が容易なため、手軽な防水対策として利用できます。

メリット:
1: 施工費用が安い。
2: 工期が短い。
3: 耐久性が高いものもある。

デメリット:
1: 下地が平滑である必要がある。
2: 継ぎ目から雨漏りする可能性がある。
3: シートの劣化による剥がれが起こる可能性がある。

それぞれの防水方法の施工手順の概要

どの防水方法を選ぶ場合でも、基本的な手順は共通しています。

1: 高圧洗浄:ベランダの汚れやゴミを徹底的に洗い流します。
2: 下地処理:ひび割れや剥がれを補修し、表面を平滑にします。
3: 防水層の施工:FRP、ウレタン、シートのいずれかの防水層を施工します。
4: トップコートの塗布:防水層を保護するために、トップコートを塗布します。

業者に依頼するメリット:
1: 専門的な知識と技術を持つプロが施工するため、高品質な仕上がりと高い防水効果が期待できます。
2: 施工不良によるトラブル発生時の保証が受けられます。
3: 材料の調達や廃棄処理の手間を省けます。
4: 工期が短縮できます。

まとめ

ベランダの防水塗装は、建物の寿命を延ばし、快適な生活を守る上で非常に重要なメンテナンスです。
今回は、ベランダ床防水塗装の必要性、劣化症状、様々な防水工法の特徴、費用相場、業者選びのポイントなどを解説しました。
ベランダの状態を的確に把握し、適切な工法を選択することで、効果的な防水対策を行うことができます。
早めの点検と適切な対策で、安心して快適なベランダライフを送ることが可能になります。

お役立ちコラムの最新記事

お問い合わせ

CONTACT
安心安全、自分たちらしい
上質な暮らしを実現します。
どんなことでもお気軽にお問い合わせください。

お電話でのお問い合わせ

011-214-1410
年中無休 AM8:00〜PM7:00