家の外壁や基礎は、雨風から家を守る大切な部分です。
長持ちさせるためには、適切なメンテナンスが欠かせません。
その中でも、意外と知られていないのが「水切り」の役割とメンテナンスです。
水切りが劣化すると、思わぬトラブルにつながることも。
そこで今回は、建築における水切りの役割と、適切なメンテナンス方法についてご紹介します。
建築における水切りの役割
雨水の侵入を防ぐ仕組み
水切りは、建物の外壁と基礎の間に設置された、雨水を遮るための金属製の板です。
雨水が外壁を伝って基礎に流れ込むのを防ぎ、基礎の腐食や雨漏りを防止する役割を果たします。
窓枠の下などにも設置され、雨水が室内に浸入するのを防いでくれます。
建物の腐食を防ぐ効果
雨水には、建材を腐食させる成分が含まれています。
水切りは、雨水が基礎や外壁に直接当たるのを防ぐことで、建物の腐食を防ぎ、建物の寿命を延ばす効果があります。
特に、木造住宅では、基礎部分の腐食はシロアリ被害にもつながるため、水切りの役割は非常に重要です。
水切りの種類と特徴
水切りは、アルミ、ステンレス、鉄、スチールなど、様々な材質で作られています。
それぞれの材質には、耐久性やメンテナンス性などに違いがあります。
例えば、アルミやステンレスは錆びにくい反面、塗装が剥がれやすい傾向があります。
一方、鉄やスチールは塗装が可能ですが、錆びやすいという特徴があります。

水切りの適切なメンテナンスとは
材質別の劣化と対策
水切りの劣化は、材質や設置場所、気候条件などによって異なります。
アルミやステンレスは錆びにくいですが、紫外線による変色や、経年劣化によるひび割れなどが起こる可能性があります。
鉄やスチールは錆びやすいので、定期的な塗装が必要です。
材質に合わせた適切なメンテナンスを行うことが重要です。
塗装の可否と注意点
水切りの塗装は、材質によって可否が異なります。
鉄やスチール製の水切りは塗装が可能です。
塗装することで、錆びの発生を防ぎ、水切りの寿命を延ばすことができます。
一方、アルミやステンレス製の水切りは、塗装が剥がれやすいので、塗装はおすすめできません。
交換時期と費用
水切りの交換時期は、劣化の状態によって異なります。
ひどい錆びや破損がある場合は、交換が必要となります。
交換費用は、材質や長さ、工事内容によって異なりますが、数万円から数十万円程度かかる場合があります。
定期的な点検を行い、劣化を発見したら早めの対処をすることで、高額な交換費用を抑えることができます。

まとめ
水切りは、建物の基礎や外壁の腐食を防ぎ、雨漏りを防止する重要な役割を持っています。
材質によって劣化やメンテナンス方法が異なるため、定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことが大切です。
劣化を放置すると、建物の寿命を縮め、高額な修理費用が発生する可能性があります。
この記事を参考に、ご自宅の水切りの状態をチェックし、必要に応じてメンテナンスを行うようにしましょう。
適切なメンテナンスで、大切な住まいを長く守りましょう。
当社は、確かな施工技術で品質の高い工事をお約束します。
ご希望やお困りごとなど、当社にお気軽にご相談下さい。