雨漏りや屋根の劣化…住まいの安心を脅かす屋根のトラブル。
放置すると、深刻な被害につながる可能性もあります。
実は、そうした問題を解決する有効な手段が「屋根葺き替え」です。
今回は、屋根葺き替え工事が何かを解説し、葺き替えの判断基準についてご紹介します。
屋根葺き替えとは何か
葺き替えの定義と必要性
屋根葺き替えとは、既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に交換する工事です。
屋根材だけでなく、下地となる野地板や防水シートも同時に交換するのが一般的です。
雨漏りや屋根材の劣化が著しい場合、単なる修理や塗装では対応できないため、葺き替えが必要となります。
老朽化した屋根は、防水機能が低下し、雨漏りや建物の腐食を招くため、早めの葺き替えが建物の寿命を延ばすことに繋がるでしょう。
屋根葺き替えの工事内容
工事は、既存屋根材の撤去から始まります。
その後、下地の状態を確認し、必要に応じて野地板の補修や交換を行います。
防水シートを張り、新しい屋根材を施工。
最後に、棟や谷などの部分も仕上げて完了です。
工事内容は、既存の屋根材の種類や劣化状況によって異なります。
葺き替えの費用相場
屋根葺き替えの費用は、屋根の面積、使用する屋根材、下地の状態などによって大きく変動します。
一般的には、30坪程度の住宅で150万円~200万円程度が目安ですが、高価な屋根材を使用したり、複雑な形状の屋根の場合、さらに費用がかかる可能性があります。
正確な費用は、専門業者に現地調査を依頼し、見積もりを取ることが重要です。

屋根葺き替えの判断基準
屋根の劣化状態の確認
屋根の劣化は、肉眼でも確認できる場合があります。
例えば、瓦の割れやズレ、スレート屋根の色あせやカビ、金属屋根の錆などです。
これらの劣化が進行すると、防水機能が低下し、雨漏りの原因となります。
また、屋根材だけでなく、下地の野地板や防水シートの劣化も確認する必要があります。
雨漏りの有無と原因特定
雨漏りは、屋根の劣化が進行した状態を示す重要なサインです。
雨漏りの場所や原因を特定することで、葺き替えが必要かどうかを判断できます。
雨漏りの原因が屋根材の劣化であれば、葺き替えが有効な解決策となるでしょう。
葺き替え時期の判断材料
屋根の寿命は、使用する屋根材によって異なります。
例えば、瓦は約50年以上、スレートは約20~25年、金属屋根は約25~35年と言われています。
築年数や屋根材の種類、劣化状況などを総合的に判断し、葺き替え時期を検討することが大切です。
定期的な屋根の点検を実施し、専門家の意見を参考に判断することをおすすめします。

まとめ
屋根葺き替えは、雨漏りや屋根の劣化といったトラブルを解消し、建物の寿命を延ばす有効な手段です。
葺き替えが必要かどうかは、屋根材や下地の劣化状況、雨漏りの有無などを総合的に判断する必要があります。
費用や工事内容については、専門業者に相談し、適切なアドバイスを受けることが重要です。
早めの点検と適切な対策で、住まいの安心を守りましょう。
当社は、お客様との対話を大切にしています。
お客様のお宅に伺い、現在の外壁や屋根の状態を調査させていただきます。
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