屋根の塗装、いつ行えばいいの？
10年後？
それとももっと早く？
実は、屋根の塗装時期は、単純に年数だけで決まるものではありません。
大切なマイホームを守るためにも、適切な時期を見極めることが重要です。
そこでこの記事では、屋根塗装の最適な時期と、その判断方法について解説していきます。
屋根塗装の最適な時期とは
屋根材別塗装時期の目安
屋根材の種類によって、最初の塗装時期は大きく異なります。
例えば、トタン屋根は7～10年、スレート屋根は8～15年、セメント瓦は10～20年、ガルバリウム鋼板は10～25年、粘土瓦は30年以上と、それぞれ寿命が違います。
2回目以降の塗装は、前回の塗装から8～15年程度が目安となりますが、塗料の種類や劣化状況も考慮する必要があります。
陸屋根の場合は、防水塗装が必要で、8～13年程度の塗り替えが目安です。
気候と塗装時期の関係性
屋根塗装の最適な時期は、気候条件も大きく影響します。
雨や風、気温などが塗装の仕上がりや耐久性に影響を与えるからです。
真夏の高温下では塗料が乾燥しすぎることで、ひび割れや剥がれの原因になることもあります。
春の塗装が最適な理由
多くの地域では、春が屋根塗装に最適な季節です。
気温が安定し、湿度も適度であるため、塗料が均一に乾燥し、仕上がりが良くなります。
ただし、寒冷地では春はまだ気温が低い場合もあるため、夏の方が適していることもあります。
梅雨や台風シーズンは、工事が遅延する可能性があるため避けるべきです。
塗装時期の判断方法と費用対策をご紹介
屋根の劣化状況の確認方法
屋根の塗装時期は、年数だけでなく、劣化状況をしっかり確認することが重要です。
地上から観察するだけでなく、専門会社に点検してもらうのが安心です。
自分で屋根に登って確認するのは大変危険なので、絶対にやめましょう。
塗装時期の判断基準
屋根の劣化症状には、色あせ、コケ・カビ、ひび割れ、塗膜の剥がれ、錆び、屋根材の破損などがあります。
これらの症状は、屋根材の種類によって発生しやすさが異なります。
例えば、コケやカビは粘土瓦で発生しやすい傾向があります。
塗膜の剥がれは、スレートやトタンなど多くの屋根材で発生する可能性があり、雨漏りの原因にもなりかねません。
錆びは、トタンやガルバリウム鋼板などの金属屋根材で特に注意が必要です。
これらの症状が見られたら、塗装時期の検討が必要です。
費用を抑えるためのポイント
屋根塗装は高額な費用がかかるため、費用を抑える工夫も大切です。
見積もりの内容が具体的で、価格に大きな差がないか、サービス内容をしっかり比較しましょう。
「一式」という曖昧な表記が多い見積もりは避け、詳細な内訳を確認することが大切です。
また、会社の繁忙期である夏～秋を避け、春に施工することで、価格を抑えられる可能性があります。
外壁塗装と同時に行うことで、足場代などの費用を節約できるケースもあります。
自社施工の会社を選ぶことで、下請け会社への仲介手数料を抑えられます。
まとめ
屋根塗装の最適な時期は、屋根材の種類、劣化状況、気候条件などによって異なります。
一般的には、新築から8～15年程度、もしくは劣化症状が現れたら塗装を検討しましょう。
春は気候が安定しているため最適な時期ですが、地域や気候によっては夏が適している場合もあります。
大切なのは、定期的な点検と適切な判断です。
早めの対応で、住宅の寿命を長く保ちましょう。
当社では、外壁塗装や屋根塗装だけでなく、屋根板金工事や断熱サイディングなど幅広いサービスを提供しています。
それぞれのご家庭の状況に合わせ、最適な施工方法をご提案し、快適な住環境を守り続けるお手伝いをしています。
ぜひ劣化や気になる箇所がございましたらお気軽にお問い合わせください。
