サイディングの種類の見分け方とは?素材・見た目から見分ける方法を解説

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サイディングの種類の見分け方とは?素材・見た目から見分ける方法を解説

外壁リフォームを検討中の方にとって、サイディング選びは重要な決断です。
多様な種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットが存在するため、最適な素材を選ぶのは容易ではありません。
見た目だけでなく、耐久性やメンテナンス性、そして価格も考慮しなければなりません。
今回の記事では、サイディングの種類とその見分け方を分かりやすくご紹介します。
外壁リフォームを成功させるための第一歩として、ぜひ参考にしてください。

サイディングの種類

窯業系サイディングの特徴

窯業系サイディングは、セメントと繊維質を混ぜて焼き上げた外壁材です。
高い耐久性とデザイン性の両立が魅力で、レンガ調や石材調、木目調など、多様なデザインが選べます。
耐火性にも優れ、メンテナンスは定期的な塗装が必要となりますが、比較的容易です。
価格帯は中程度から高めです。
長寿命で、長期的なコストパフォーマンスは高いとされています。
ただし、重量があるため施工に手間がかかる場合があり、衝撃には弱いという点には注意が必要です。

樹脂系サイディングの特徴

樹脂系サイディングは、プラスチックを主成分とする軽量で低コストな外壁材です。
施工が容易で、多彩な色や柄があり、デザイン性の高さも魅力です。
メンテナンスも容易で、定期的な洗浄だけで美観を維持できます。
耐久性は窯業系や金属系に比べると劣る場合がありますが、耐候性が高く、紫外線や風雨による劣化が少ないのも特徴です。
価格帯は低めから中程度です。

金属系サイディングの特徴

金属系サイディングは、アルミやガルバリウム鋼板などを素材とした外壁材です。
軽量で施工が容易なため、工期短縮やコスト削減に繋がります。
高い耐久性と防錆性を持ち、サビや腐食に強い点が大きなメリットです。
モダンでシャープな外観が特徴で、遮音性にも優れています。
価格帯は高めですが、長寿命でメンテナンス頻度が低いことから、長期的なコストパフォーマンスは高いとされています。
ただし、凹みやすく、塗装の剥がれには注意が必要です。

木質系サイディングの特徴

木質系サイディングは、天然木を素材とした外壁材です。
温かみのある自然な風合いと高級感が魅力で、他のサイディングと比べて、落ち着いた雰囲気を演出できます。
調湿効果もあるため、快適な室内環境を維持するのに役立ちます。
しかし、メンテナンスの手間がかかり、耐久性も他の種類に比べると低い点がデメリットです。
価格帯は高めです。
定期的な塗装や防虫・防腐処理が必要となります。

サイディングの見分け方

素材による見分け方

サイディングの素材を見分けるには、表面の質感や触感に注目します。
窯業系はセメント質でややザラつき、樹脂系は滑らかで、金属系は金属特有の冷たさや光沢があります。
木質系は木目や質感から容易に見分けられます。
また、叩いた時の音も素材によって異なります。
窯業系は鈍い音、金属系は澄んだ音、木質系は比較的こもった音がします。

見た目による見分け方

見た目による見分け方は、模様や色の規則性に着目します。
窯業系サイディングは工場生産のため、模様やテクスチャが規則的に繰り返される傾向があります。
一方、天然素材を使用したサイディングは、模様や色合いに不規則性が見られます。
また、金属系サイディングは、シャープでモダンなデザインが多い傾向があります。

触感による見分け方

触感による見分け方は、表面の滑らかさや凹凸、温度感などに注目します。
窯業系は塗装されているため比較的滑らかですが、木質系は木目や節などによる凹凸があります。
金属系は冷たく、樹脂系は比較的温かい触感です。

構造による見分け方

サイディングの構造は、目地の有無や間隔、パネルのサイズなどに注目します。
窯業系や金属系サイディングは、パネル状の部材を組み合わせて施工されるため、目地が確認できます。
目地の幅や間隔、パネルのサイズも、種類によって異なります。
木質系は、板を張り合わせた構造であることが多く、目地が目立つ場合があります。

サイディング選びのポイント

耐久性とメンテナンス性

サイディングの寿命は素材によって大きく異なります。
窯業系と金属系は比較的長寿命ですが、定期的な塗装などのメンテナンスが必要です。
樹脂系はメンテナンスが容易ですが、耐久性は他の素材に劣る可能性があります。
木質系は、最もメンテナンス頻度が高く、耐久性も低い傾向があります。
それぞれのサイディングの寿命とメンテナンス費用を比較検討し、ライフスタイルや予算に合った素材を選びましょう。

デザインと家の調和

サイディングのデザインは、家の外観を大きく左右します。
レンガ調、石材調、木目調など、様々なデザインがあり、家のデザインや周囲の環境、そして個人の好みに合わせて選択することが重要です。
カタログやショールームで実際に見て触れて、質感や色合いを確認し、家の雰囲気に合うデザインを選びましょう。

価格と予算のバランス

サイディングの価格は、素材やデザイン、施工面積によって大きく異なります。
高価なサイディングほど必ずしも良いとは限らないため、予算と費用対効果を考慮して、最適なサイディングを選びましょう。
初期費用だけでなく、長期的なメンテナンス費用も考慮することが大切です。

まとめ

サイディングの種類は多様で、それぞれにメリット・デメリットがあります。
最適なサイディングを選ぶためには、耐久性やメンテナンス性、デザイン、価格などを総合的に判断する必要があります。
この記事で紹介した見分け方を参考に、ご自身の住宅に最適なサイディングを見つけてください。
外壁リフォームは、住宅の価値を高めるだけでなく、快適な住まいを実現するための重要な要素です。
慎重に検討し、後悔のない選択をしてください。

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